やさ(優)しさ
「やさしいね」って何度も言われてきました。
現実でも、ネット上でも言われて、何度言われたかなんてもはやわかりません。
まあ、ここまでくると、ひょっとすると自分は比較的優しい人なのかな・・・?なんて自惚れてしまったりします。
でも、やっぱり自分で自分のことを優しい人ってあまり思えないんですよね。
私はたぶん、怒ること・キレることがなかなかできないだけなんだと思います。
だって怒るのはエネルギーをかなり使うし、その後が怖い。
関係が拗れてしまわないか、とか色んなことを考えてしまいます。
だから相手に対して何らかの不快な感情を抱いたとしても、
行動や言葉で示すことがあまりできない。
私はただ相手の行動を受け入れるだけ。
それがおかしくても、自分が我慢してしまう。
我慢の限界が来ると、その人に対して注意すらしなくなる。
ただそれしかできないんですよね。
私の思い描く「優しい人」は相手のことを思いやって、怒ることができる人なんです。
心から優しい人は相手を心から心配できるから、怒れるのだと思います。
「優しい」って言葉には「優」って文字を当てます。
だから、やさしいと同時に「優れた人」でもあると考えています。
そして、そんな「優しい人」は心が優れているから怒ることができる。
そんな風に考えています。
でも、そんな自分にも「やさしい」って言ってくれる人がいる。
この状況が嫌いというわけでは決してありません。
むしろ、嬉しいです。
だから、こんな自分に「やさしいね」って言葉をかけてくれる有難い人たちに感謝をし、
明日も「優しい人」を目指して生きていきたいです。