白んだ空、胸は明かず

Twitter:@siramune

嘘は嘘

人を傷つけるために吐く嘘。

人を庇うために吐く嘘。

そして、自分を守るために吐く嘘。

「嘘」には色んな嘘がある。

生きていると、半ば嘘を吐かないとやってられない場面に遭遇して、流れ作業のように嘘を吐く。

そして、吐いた嘘は積み重なり、いつか自分に断罪という名の剣を振り下ろす。

 

昨日も嘘を吐いた。

いや、嘘を吐いてってお願いされた。

彼女がそう望んだから、”やさしい”俺はまた一つ嘘を積み重ねた。

 

俺はまた一つ嘘を吐いた。

彼女を安心させるために。

彼女だけを見るフリをするために。

 

それでも、嘘は嘘でしかない。

断罪という名の剣が、俺の首にまた少し近づいた。